「高校野球東東京大会・決勝、二松学舎大付６－３小山台」（２９日、神宮球場）

　二松学舎付が逆転で２年連続３度目の夏の甲子園切符を手にした。１点を追う五回、夏初出場を目指した小山台のエース戸谷直人投手（３年）から２点を奪い、逆転。七回にも２点を追加し、ダメを押した。

　試合はシーソーゲーム。二回に小山台が１点を先制すると、その裏、すぐさま二松学舎付も追いつく。四回に小山台が２点を勝ち越すと、二松学舎付がその裏に１点を返し、さらに五回には２死満塁の好機から振り逃げで同点。さらに８番・山田将義捕手（１年）の遊撃への当たりが適時内野安打となり、逆転に成功した。

　二松学舎大付の市原勝人監督は、選手権大会出場に「東京代表として日本一を狙いますと言わなくてはいけないんでしょうけど、まずは一歩一歩頑張って行きます」と抱負。山田の一打については「本当に頼りになる１年生です」と目を細めた。

　また、平間陸人主将（３年）は、「チーム全員でつかんだ勝利。甲子園では自分たちの野球をやっていきたい。東東京代表の名にふさわしいように１戦１戦全力で戦いたい」と話した。

　シード校として出場した小山台は、都立としては２００３年の雪谷以来の出場はならなかった。