巨人ドラ1高橋、主力メッタ斬り キラリプロ初実戦!得意スクリューもキレキレ
「巨人春季キャンプ」(5日、宮崎)
巨人ドラフト1位の高橋優貴投手(22)=八戸学院大=が5日、プロ入り後初の実戦形式となるシート打撃に登板し、阿部、岡本、陽岱鋼から三振を奪った。丸も一ゴロに抑えるなどの大物斬りデビュー。原辰徳監督(60)は「一番目立っていた」と絶賛し、他球団の偵察隊も警戒した。
“プロ初マウンド”の緊張の中、ドラ1左腕は無我夢中で決め球を投げ込み、実績十分の先輩を抑え込んだ。「テレビで見たすごい選手に投げるので、楽しんでやろうと思った。自分のやってきたことはできたかな」と笑みをこぼし、胸を張った。
1ボールから始まる特別ルール。投手不利のカウントで大物斬りを果たす圧巻の投球を披露した。陽岱鋼には得意のスクリュー、阿部はスライダーで空振り三振を奪った。2回目のマウンドでは丸を一ゴロ。同級生の岡本から低めスクリューボールで見逃し三振を奪うと、スタンドからは拍手喝采が寄せられた。「変化球はだいぶ思っていたところにコントロールできた」と内容と結果を喜んだ。
見守った原監督も「非常に実戦的だと感じました。(この日)一番目立っていたピッチャー」と賛辞を贈った。阿部が「ナイスボール。空振りもしたし」と振り返れば、丸も「若いピッチャーらしい生きのいい投球」と感嘆した。
他球団も要警戒だ。中日・前田スコアラーは「タイミングが取りづらそう。(先発ローテに)左が増えてくれば厄介かな」と言う。次回登板は10日の紅白戦。「もっとレベルアップしないと」と向上心旺盛な左腕。外れの外れ1位が、大きな掘り出し物になる可能性は十分だ。
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