大船渡の準々決勝開始 佐々木先発回避…先発・大和田は上々の立ち上がり

1回、ベンチから声援を送る大船渡・佐々木朗希=岩手県営球場(撮影・堀内翔)
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 「高校野球岩手大会・準々決勝、大船渡-久慈」(22日、岩手県営球場)

 高校公式戦史上最速タイの160キロをマークした佐々木朗希投手(3年)擁する大船渡が、準決勝進出をかけて久慈と対戦。前日の4回戦・盛岡四戦で延長12回194球を完投した佐々木は今大会初めて先発を回避した。代わりにマウンドへ立つのは、大和田健人投手(3年)。2回戦では佐々木の後を受け、“ノーノー継投”を完成させている。

 佐々木は試合前、ベンチで両手をたたき、大きな声でチームメートを鼓舞。これに応えるように先発の大和田は上々の立ち上がりを見せた。先頭の熊谷を空振り三振、2番・貫牛を遊ゴロ、3番・対馬を右飛と初回を三者凡退に抑えた。二回、三回も三者凡退を続け、1巡目をパーフェクトに封じた。

 佐々木は4回戦で延長12回を完投し、7安打2失点、21奪三振の力投。4番を務めた打撃でも延長十二回に決勝2ランも放った。さらには同戦で負傷交代した「3番・一塁」の今野もスタメンを外れた。大船渡は大幅に打順を入れ替えて、準決勝進出を目指す。

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