原G完敗 阿部先制レジェンド弾も空砲 千賀の前に沈黙…20日仕切り直す!
「日本シリーズ・第1戦、ソフトバンク7-2巨人」(19日、ヤフオクドーム)
「SMBC日本シリーズ2019」は19日、ヤフオクドームで開幕し、ソフトバンクが第1戦を制した。巨人は今季限りでの引退を表明した阿部慎之助捕手(40)が先制アーチを放つも投手陣が崩れた。
自慢の強力打線がタカ投手陣に抑え込まれた。得点は二回の阿部と九回の大城のソロの2点のみで、投手陣も被安打10で7失点。初戦黒星に原監督は「ちょっと大差になりましたけど、あしたからまた仕切り直しというところですね」と悔しさをこらえた。
00年の長嶋監督、王監督対決以来19年ぶりのホークスとの日本シリーズ。シーズン通りの普段着野球で挑んだが、千賀の150キロ超の快速球にお手上げだった。1点を追う三回は2四球で2死一、三塁の好機を作るも岡本が遊ゴロで無得点。その他の打席も不発に終わり、CSファイナルSのMVPの主砲は4タコ。得点源だった坂本勇、丸、岡本の2、3、4番トリオは、安打が坂本勇の1安打のみ、打点はゼロと機能しなかった。
6年ぶりの日本シリーズ出場に指揮官は気持ちを高ぶらせていた。試合前のミーティングでは「日本シリーズは長丁場。逆風が吹くことがあっても、最後の最後までベストを尽くすことが大事なことだ」とゲキを飛ばした。今季限りで引退の阿部に有終の美を飾らせるとGナイン全員が誓ったシリーズは黒星発進となったが、丸は「切り替えてやるしかない。短期決戦とはいえ、長丁場なんでね」と必死に前を向いた。
負けられない第2戦。原監督は勝てば翌日の移動日を気持ちよく過ごせると重要視している。「またフラットな形で戦うということですよ」。ホークスとの日本シリーズは過去10度対戦し9度制覇。19年前も黒星発進だが、最終的には日本一になった。落ち込んでいる暇はない。第2戦を全力で勝ちにいく。
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