ドラ2・鈴木誠が二塁打&盗塁アピール
2013年3月7日
それでも本人は2失策に浮かない表情だ。三回に先制点を奪われ、なおも2死満塁でゴロをポロリ。大量失点につながった。八回にもライナーをグラブでつかみ損ねた。
「足が動かなくて、攻められなかった」とガックリ。高校まで主に投手で遊撃の守備はプロに入ってから。「慣れないのはあるけど、試合に出ている以上は関係ない。チームのためにしっかりやっていきたい」と言い訳をしないところもプロ向きだ。
プロでは野手1本で勝負する。50メートル5秒8に高校通算43本塁打とスピードにパワーも備わり、入団会見では野村監督の隣で「トリプル3」を宣言した。言葉にたがわぬ躍動感いっぱいの姿を見せた。
指揮官は「1年はファームで練習し、今年(結果を)どれだけ残すか。(1軍は)近いうちだね」と、次代の大型遊撃手候補として太鼓判を押した。内田2軍監督は「強化選手。どんどん試合に出し、経験を積ます」と英才教育していく。課題もあるが、堂林と三遊間コンビ結成の夢が広がる“本拠地デビュー戦”だった。