夏が来れば思い出す 84年オールスターの江川卓8連続奪三振

今年も来たぜオールスター!編集Wの注目は楽天の奪三振男・則本。しかしアラフォー世代にとって奪三振といえば84年・江川卓の8連続奪三振。あと1人、あと1球だったのに…

公開日:2017.7.9

「カーブにバットを合わせようとしたが、タイミングが合わなかった」

※確かに猛牛軍団の4番が信じられない腰砕けのような空振りだった。

6番・サード 落合博満(ロッテ)=直球空振り

「速かったぜ。あれでなんで公式戦で打たれるの?」

※前年まで3年連続首位打者で、この翌年から2年連続三冠王と全盛期にさしかかる頃の落合にこう言わしめたことで、江川の直球がいかにすごかったかがわかるだろう。

7番・ショート 石毛宏典(西武)=カーブ空振り

「速いしキレがあった。昨年の日本シリーズより数段よかったですよ」

実は2イニングで降板予定だった!「エガワ!」コールに乗って江夏の9連続に挑戦

 全パの猛者から6連続三振を奪った江川だったが、全セ・王監督によれば「予定は2回だった」という。「もちろんあと1回行かせるつもりだった」が、当の江川はマウンドを降りる際に「もういいっすよ」とイヤイヤするように顔の前で手を振っていた。しかし、「ここで行かな、いつ行くんじゃ!」「そうじゃ!あと1回行け!」と広島の2人の首領(ドン)衣笠と山本浩からゲキが飛んだ。スタンドを覆った「エガワ!」コールも、全セのベンチから始まったという。さあ、あと3人だ。

8番・キャッチャー 伊東勤(西武)=カーブ空振り

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