日本ハム新球場使用ピンチ!?球場規格規定とは
日本ハムの新本拠地「エスコンフィールド北海道」が、公認野球規則に定める規定を満たしていないことで話題となっている。来季のこけら落としを前に発覚した“珍事”。新庄剛志監督もビックリ!?な問題とは―。
公開日:2022.11.21
日本ハムOBの岩本勉氏は9日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、北海道北広島市に建設中の新球場「エスコンフィールド北海道」が公認野球規則に定める規定を満たしていないと指摘を受けた問題について言及。ただし書きの追加で折り合いを付けることを切望した。
新球場問題で解決策は?日本ハムOB・岩本勉氏が切望「ただし書きの追加はできる」
新庄監督も使用許可熱望
日本ハム・新庄剛志監督は9日、北海道北広島市に建設中の新球場「エスコンフィールド北海道」が公認野球規則に定める規定を満たしていないとプロ野球実行委員会で指摘を受けた問題について、「今、球団の方たちがね、懸命に対応している状況であって。ただ一つ言えるのは、ファイターズファン、野球ファン、エスコンフィールドに初めて見に来てくれるファンの方たちが一番喜ばれる、そういうふうな気持ちで造った球場っていうのは分かってほしいなと」と語った。
新庄監督 「俺が子供だったら近くで見たい」 新球場の野球規則違反問題に初言及
協議の結果…特例でOK
日本野球機構(NPB)と12球団は14日、臨時12球団代表者会議を開き、日本ハムが北海道・北広島市に建設中の新球場「エスコンフィールド北海道」が、公認野球規則に定める規定を満たしていない問題について協議。日本ハム側が今回の件について謝罪した上で23年オフ以降での改修計画案を提示し、来季の公式戦での新球場使用が特例で認められることになった。
日本ハム新球場 特例で来季使用OK 球団社長謝罪、来オフ以降の改修計画提示
米国「推奨」日本「必要」の“違い”が浮き彫りに
日本ハムの新球場問題。この話題が大きな広がりを見せる中で、問題の論点がズレていった印象を受けた。
日本ハム新球場問題 球団の甘さ否めず 米国「推奨」日本「必要」ズレた問題の論点
確かに米国の野球規則では日本の「必要とする」ではなく「recommended(推奨する)」と記されている。ただ、日本の公認野球規則は米国を参考にはしているが、プロ・アマの規則委員が日本に合った形で独自に作成している。米国の規則を単純に翻訳したものではない。
7日の実行委員会で日本ハム側は米国の野球規則の解釈を根拠に説明したが、あくまで守るべきは日本の公認野球規則であり、これをもって規則に反して良いとはならない。