アスレチックス入りの桐朋・森井翔太郎が帰国会見 契約発表時の英語スピーチは「本当はカンペを見ずに言いたかったんですけど…」
米大リーグのアスレチックスとマイナー契約を結んだ桐朋(東京)の森井翔太郎内野手(18)が11日、国立市内にある同校で会見を開いた。右投手として最速153キロ、左打者として高校通算45本塁打を誇る“二刀流”。4、5年後のメジャー昇格を目指し、将来的には「投手では2桁勝利、打者では30本塁打、3割を打ちたい」と目標を掲げた。
米9球団争奪戦の末に、1月15日(日本時間16日)にアスレチックスとの契約を発表。「二刀流で高く評価していただいたこと、若手の選手をどんどん使っていく方針が大きかった」と、こだわりである投打両方での挑戦が決め手となった。球団からは「自信や落ち着きがある」と精神面についても評価を受けたという。
契約時の会見では、高校2年夏から本格的に勉強を始めたという流暢な英語でスピーチを披露。ただ、「練習する時間がなくて…。本当はカンペを見ずに言いたかったんですけど、前日ぐらいに原稿を書いて。もうちょっと練習したかったです」と苦笑いした。
約1カ月間、米国で自主練習を行い、10日に帰国。同校で体を動かしながら、3月上旬に再び渡米予定だ。「自分が見ていた世界に今すぐいけるわけじゃないですけど、一歩一歩やれることをやっていきたいと思います」と最高峰の舞台を目指し、これまでと変わらず地道に努力を続けていく。





