“スーパー女子高生”山口が全日本女王
「バドミントン全日本総合選手権」(7日、代々木第二体育館)
各種目の決勝が行われ、女子シングルスは高校2年生の山口茜(17)=勝山高=が、2連覇を狙った三谷美菜津(23)=NTT東日本=をストレートで下し、初の全日本女王に輝いた。女子の高校生優勝は史上4人目。17歳6カ月での優勝は史上2位の年少記録となった。女子ダブルスでは福万尚子(22)、与猶くるみ(22)組=ルネサス=が初優勝を飾った。
強烈なスマッシュに、絶妙なフェイントを織り交ぜる盤石の試合運びと、勝利の瞬間も顔色1つ変えない豪胆さ-。前年覇者の三谷を全く寄せ付けずに圧勝。計り知れないポテンシャルを見せつけた17歳女王山口は「女王っていうのはあんまり似合わないかな。まだまだ普通の高校生なんで」と、はにかんだ笑みを浮かべた。
昨年9月、初出場のヨネックスオープンで、史上最年少の16歳にして全種目を通じて日本勢初優勝を飾った“スーパー女子高生”は着実な成長を遂げている。今季はナショナルチーム入りを果たし、世界を転戦。さらにたくましさを増した。この1年で世界ランクは80位台から16位まで上昇。来季から始まる16年リオ五輪の選考レースを前に、上昇一途の勢いはメダルの可能性すら感じさせる。
8日からは先延ばしにしてもらっていた期末テストが控える。「明日は古典と数学と地理。できることならテストを免除してほしい…。でも頑張ります」。最後の最後に女子高生らしい悩みを吐露した。
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