中大、大失速19位でシード権逃す
「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町~大手町=5区間)
10位までに与えられるシード権争いで、最多14度の優勝を誇る中大が9区を終えて8位につけながら、19位に沈み、予選会に回ることになった。10位の大東大までがシード権を獲得した。7年ぶりの総合制覇を狙った駒大は2年連続の2位に終わり、前回王者の東洋大は3位。往路2位の明大が4位で早大は5位になった。
最多優勝とともに、86年連続89回目の出場を誇る伝統校の中大が、まさかの展開でシード権を失った。9区まで総合8位につけながら、最終10区で4年生の多田が区間最下位と大失速して19位に沈んだ。
3大会ぶりのシード権獲得を目の前にしながら、手にできない結果に浦田監督は、「6、7位も見えると思ったが…。何と言っていいか分からないのが正直なところ」と意気消沈した。
途中で急激にペースダウンした多田は、最後はふらつきながらゴール。監督は左膝に痛みがあったと説明し、「もうシード権どうこうじゃなく、何とかゴールにたどり着かせようと思った」と話した。