体操・リオ五輪事前合宿地の選定難航
日本体操協会は21日、都内で常務理事会を開催し、リオデジャネイロ五輪のメダル目標などを決定した。一方で、リオに向けての事前合宿地の選定が難航していることが分かった。
当初はブラジル北東部のアラカジュが最有力となっていたが、協会関係者は「(五輪で使用される)ジムノバ(社製)の床を入れてもらうようリクエストしていたが、現状では未確定。ジムノバのあるところを探すという流れになっている」と明かした。
フランスのジムノバ社の床は、ロンドン五輪でも使用されたが、バネの入っている日本製に比べ、弾みにくい特長があり、ロンドンでは日本勢も苦戦を強いられた。種目別床で金メダル最有力に挙げられる白井健三(19)=日体大、“絶対王者”の内村航平(27)=コナミスポーツ=と床を得点源とする選手が多い。事前合宿でしっかりと感触をつかめるかどうかが大きな鍵を握るだけに、大きな懸念材料となりそうだ。