ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅（２０）＝クラレ＝が３１日、都内で行われたオークリー社との契約会見に出席した。ゴーグルやサングラスなどアイウェアの全面的なサポートを受ける。同社は今年プロ野球でセ・リーグを制した広島カープのオフィシャルアイウェアパートナーとしてチームの快進撃を支えており、１８年平昌五輪での金メダル獲得に向けて、“神ってる”援軍を得た。

　単なる用具の提供だけでなく、国内大会では競技場に「視機能測定車両」とスタッフが派遣され、光の状況や気象条件に応じてゴーグルを調整するという。同様の形でサポートを受けたカープでは、田中広輔や松山竜平らが条件に応じたアイウェアを着用し、打撃成績を向上させた。高梨は「着地の時に雪の状況が見えれば、安心して足が出せる」と期待を込めた。

　平昌五輪まであと１年半と迫る中、今季の目標に「Ｗ杯全戦全勝」を掲げた高梨。万全のサポートを受けて、悲願の金メダルへ視界を広げる。