女子アイホ娘 五輪切符1号だ!世界に誇る美女GK藤本那菜が導く

 平昌五輪最終予選前の練習で、指示を聞くGK藤本那菜
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 平昌冬季五輪の開幕まで、9日であと1年。アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」は、同日に開幕する世界最終予選(12日まで、北海道苫小牧市・白鳥王子アイスアリーナ)で2大会連続3度目、そして日本勢第1号の五輪切符獲得を狙う。8日は会場で前日練習が行われ、15年に米国で設立された新リーグ・WNHLに日本人で唯一参戦し、AKB48の小嶋陽菜似で注目される美女GK藤本那菜(27)=ボルテックス札幌=が3試合全戦の完封を宣言。大会は4チームが総当たりで争い、1位が五輪に出場する。

 日本が世界に誇る“守護女神”が、力強く全戦完封を口にした。藤本那は「いよいよですね。早く試合がしたい。私の役割はゴールを守ること。目標は無失点。ゼロです」と言い切った。

 平昌五輪開幕まで1年。ソチ五輪に続く第1号切符獲得へ「日本として最初に五輪切符を取れるのはうれしい。他競技の選手にも勢いをつけられるようにしたい」と、笑顔で意気込んだ。

 積み重ねてきた3年間に自信がある。正GKとして、5戦全敗で悔し涙を流したソチの後、15年世界選手権ではセーブ率93・75%をマーク。世界選手権の最上位カテゴリー・トップディビジョンで日本人初の個人賞となるベストGKを獲得した。

 15年には女子の最高峰リーグとして設立されたWNHLに、日本人で唯一参戦。AKB48の“こじはる”似の美女GKは「3年はあっという間だった」と話すように、誰より中身の濃い時間を過ごしてきた自負がある。

 再びアイスホッケーに光を当てる。女子日本代表はソチ五輪最終予選で16年ぶりに五輪切符を獲得し、“氷上のなでしこ”として注目を浴びた。当時はピザ屋や居酒屋でアルバイトしながら競技をしていた選手たちも、それぞれ企業のバックアップを受けられるようになるなど状況は改善。ただ、本番で結果を残せなかったことで、マイナー競技からの真の脱却は不発に終わった。

 「五輪にコンスタントに出て、本番で結果を残せるようにしないといけない。アイスホッケーは、日本ではまだマイナー競技。後輩たちのためにも、まずここで五輪切符を確実に手にしたい」と藤本那。日本女子アイスホッケーの未来を切り開くために、絶対にゴールは割らせない。

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