白鵬の“内弟子”炎鵬が3場所連続各段優勝 デビューから無敗21連勝

 「大相撲秋場所・千秋楽」(24日、両国国技館)

 デビューから21連勝中の東三段目18枚目炎鵬(22)=宮城野=が満津田(23)=峰崎=と7戦全勝同士の優勝決定戦を制し、序の口、序二段に続く3場所連続優勝を飾った。

 呼吸が合わず、2度目の立ち合いで低く当たり、いなして相手の体勢を崩すと、最後は押し倒し。先場所も優勝決定戦を制しており、「経験があったので、先場所より落ち着いていた」と振り返った。

 同部屋の横綱白鵬にスカウトされた身長169センチ、体重95キロの小兵。とんとん拍子の出世で迎えた今場所を「学生の時に当たって負けた人がいるので、一つの壁と思っていた」と覚悟をしていたが、またも全勝V。その喜びを「やっぱり、うれしいです」と初々しくコメントした。

 白鵬からも体を大きくするように言われており、幕下に昇進する来場所へ向けて「しっかり鍛えて体を大きくして、立ち合いで当たれて残せるような足腰を作りたい」と課題を掲げる。期待される連勝の継続については「伸ばせるなら伸ばしていきたいですが、一つでも多く勝ちたい」と目を輝かせた。

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