樋口新葉“大谷流”で世界目指す「目標に向かって1つ1つ」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦・中国杯で、GPシリーズ自身最高の2位に入った樋口新葉(16)=東京・日本橋女学館高=が5日、エキシビションに参加し演技した。大きな可能性を残したGPファイナル(12月7~10日、名古屋)への意気込みを語り、“大谷翔平流”で世界を目指す決意を明かした。
2戦連続表彰台で、GPファイナル進出へ大きく前進した樋口は「もしファイナルに出られたら、悔いの残らない演技をしたい」と次戦に照準を移した。「メダルを取りたいとかそういうレベルじゃなくて、自分のベストを更新できるようにしたい」。今大会は、約1点という首位との差を見て、演技に対する後悔が湧き上がってきただけに、全てを尽くした演技を誓った。
大会の“裏”ではプロ野球の日本シリーズが開催された。「細かいルールは分からないけど、野球を見るのが好き」と樋口。テレビで見た日本ハム・大谷翔平の「目標に向かって1つ1つ積み重ねていっている」ところに憧れており「それがきっかけで自分も考えるようになりました」。五輪という大きな目標へ向け“大谷流”で結果を積み重ねていく。