日大監督候補に水野氏を推薦 京大アメフットで4度の日本一導いた
日大は、アメリカンフットボール部新指導陣の公募に、外国人7人を含む69人の応募があったと29日発表した。関係者の話で、京都大元監督の水野弥一氏(78)が推薦されたことが分かった。元立命館大で日本協会の平井英嗣理事らが推薦人となった。
立教大のシニアアドバイザーを務める水野氏は、京大を強豪に育て上げて学生王者に6度、日本一に4度導いた実績を持つ。日大OBからの要請を受け、選手の代表や保護者、OBらに指導理念を説明する機会をすでに設けたという。
水野氏は取材に対し「日大のような立派なチームが低迷するのは喜ばしいことではない。フットボールに対しての損失になる。請われればお役に立ちたいと思っている」と話した。大学側から正式な要請があればコーチ陣や指導環境などの要望を伝え、折り合うかどうか探るという。
日大は今後、監督、コーチら指導陣を選ぶ方針だが、選考委員会のメンバーは決まっていない。日大の第三者委員会は外部の人材を交えた公平公正な委員会にするよう求めた。