宮嶋泰子氏、テレ朝若手からの「追及やめて」を暴露 「あきれてものが言えない」

 体操女子リオデジャネイロ五輪代表、宮川紗江(18)を巡る暴力&パワハラ問題で、体操取材歴40年で、テレビ朝日のスポーツコメンテーターを務める宮嶋泰子氏は6日、自身のフェイスブックを更新し、この日フジテレビで報じられた速見佑斗元コーチの平手打ち動画の記事をリンクする形で投稿した。

 宮嶋氏は「速見コーチが宮川選手を思いっきり殴る映像がTVで流れました。体が揺れるほどのひどさです。この状態でも『私はパワハラと思っていない』といった宮川選手や暴力を知りながら速見コーチを信頼しているという宮川さんのご両親に申し上げたい。夢をもってスポーツをする子供たちに、『こういう暴力がなければナショナル選手になれないんだ』という考えを容認せよということでしょうか」と、問いかけた。

 同氏はここまで塚原氏側に立った視点で主張を展開。ネット上では“塚原派”と言われている。5日に行われた速見元コーチの会見でも大体大との契約問題について追及していた。

 パワハラ疑惑で塚原夫妻への批判が強まっている状況の中、テレビ朝日にも同氏へのクレームが殺到しているようで「テレビ朝日にもたくさんのクレーム電話がかかってきているようです」と、説明。局内にも賛否両論があるようだが「今日、スポーツ局の若手に、『取材がしにくくなるので、追及をやめてほしい』と言われました。これにはあきれてものが言えません。私たちメディアの人間には、正しいことをきちんと伝える使命があるのです。暴力は誰が何と言おうとダメです。する側と受ける側がお互いに暴力を認め合う関係は異常です」と主張した。

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