貴景勝が大関栃ノ心撃破で1敗守る 1差に高安ら4人【9日目の結果】
「大相撲九州場所・9日目」(19日、福岡国際センター)
小結貴景勝(千賀ノ浦)は、大関栃ノ心(春日野)を押し倒しで下し、1敗を守った。これで8勝目を挙げ、4場所連続の勝ち越しを決めた。栃ノ心は4勝5敗と黒星が先行した。
過去の対戦では1勝4敗の貴景勝だったが、立ち合いの一発で栃ノ心の体勢を崩すと、大関を粉砕した。
2敗で貴景勝を追っていた大関高安(田子ノ浦)は前頭四枚目嘉風(尾車)をはたき込みで下して、1差を死守。そのほか、前頭九枚目大栄翔(追手風)は前頭十六枚目荒鷲(峰崎)を押し出しで、前頭十二枚目碧山(春日野)の前頭十五枚目明生(立浪)を押し倒しで、前頭十三枚目の阿武咲(阿武松)は大奄美(追手風)を押し出しで下し、それぞれ2敗を守った。
上位陣では大関豪栄道(境川)が前頭五枚目千代大龍を引き落としで下し、6勝3敗とした。関脇御嶽海(出羽海)は前頭三枚目竜電(高田川)に寄り切られて、痛恨の4敗目を喫した。