高梨沙羅まさかの失格…スーツの規定違反で 「今後こういうことがないように」

 「スキージャンプ女子W杯」(1日、リレハンメル)

 日本勢で高梨沙羅(22)=クラレ=はスーツの規定違反で失格となった。勢藤優花(北海道ハイテクAC)が96・5メートル、93・5メートルの合計250・9点で8位となったのが最高だった。リディア・ヤコブレワ(ロシア)が95メートル、96メートルの273・9点でW杯初勝利。伊藤有希(土屋ホーム)は18位、岩渕香里(北野建設)は19位、丸山希(明大)は29位。上位30人による2回目に進めなかった岩佐明香(日大)は39位だった。

 高梨は第2戦でまさかの失格となった。飛躍前のスーツのチェックで、股下の長さが規定より8ミリ短かったという。スーツはゆとりを増やすと表面積が大きくなって浮力が増すため、股下の長さが定められているが、第1戦でも同じスーツを着ていただけに「悔しい気持ちと、信じられないような気持ち」と険しい顔つきで口にした。W杯でのスーツの規定違反は初めて。「原因をしっかり突き止めて、今後こういうことがないようにしないといけない」と話した。

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