引退の安美錦「ここまで相撲と向き合えたのはけがのおかげ」【一問一答】
「大相撲名古屋場所・12日目」(18日、ドルフィンアリーナ)
元関脇安美錦の安治川親方(40)がドルフィンアリーナ内で引退会見を開き、決意に至る胸中などを語った。一問一答は次の通り。
-引退が決まり、現在の心境は?
「やることはやったという思いです」
-引退を決めた一番の理由は何ですか?
「けがをしてまだやるんだという気持ちと、また土俵に上がってけがをしたらどうしようという思いもあった。今までとは違ってそんなことも考えた時、引退の時期なのかと思った」
-土俵人生を振り返って?
「長かったなと思います。よくやったんじゃないかと思います。師匠の教えを聞いた実行しようと思ってやってきた。ここまで長くやれたのは師匠のおかげと思います」
-けがとの戦いが長かったが?
「けがとの戦いというよりは一緒にやってきた仲間じゃないけど、ここまで相撲と向き合えたのはけがのおかげ。けがにも感謝しています」
-関取在位が長かった?
「よくやったと褒めてあげたいけど、記録を目指してやってきたわけじゃなく、やってきた結果。うれしいですね」
-家族にはいつ報告を?
「親方に言う直前に電話でやめると伝えた。(夫人は)本当にいい夢をみさせてもらったと言ってくれました」
-今後は親方としてどんな力士を育てたいか?
「土俵の上で自分の力を出せて、それを見たお客さんに喜んでもらえるような力士ですね」