五輪会場の海水“悪臭”問題 トライアスロンは問題なし?「気にならなかった」
「トライアスロン・東京五輪予選」(15日、お台場海浜公園)
東京五輪のテスト大会を兼ねて第1日は女子が行われ、水温、気温ともに30度を超える厳しいコンディションとなる中、日本勢では高橋侑子(富士通)の23位が最高だった。
同じお台場海浜公園で11日に開催されたオープンウオーター(OWS)のテスト大会では水温の高さに加えて、悪臭を訴える声が相次ぐなど海水の水質が懸念されいたが、この日のトライアスロンでは目立つような不満は出なかった。高橋は水質について「全然大丈夫だった」と不安を一蹴し、井出樹里(スポーツクラブNAS)も「全く気になってない」と話した。
大会側は前日14日に海中のコースを試走して安全性を確認し、選手からは「くさい」などという声は聞かれなかったという。実行委員長で日本連合の大塚真一郎専務理事は「水質、水温、匂い、全てでレース環境に問題ない。一点の曇りもなくレースに臨んでいただいている」と強調した。
また、この日は高温となることが予測されたため、スイム(1・5キロ)、バイク(40キロ)の後のランの距離が通常の10キロから5キロに短縮された。