F1ホンダ28年ぶりワンツー!ガスリーは感情爆発「今日が人生最高の日」
「F1ブラジルGP・決勝」(17日、インテルラゴス・サーキット)
ポールポジション発進のレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が今季3勝目、通算8勝目を挙げた。2位にトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー(フランス)が入り、ホンダ勢は1991年日本GP以来のワンツーフィニッシュ、ポールトゥウインも28年ぶりとなった。レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボン(タイ)も終盤まで表彰台を争ったが、接触の影響で14位に沈んだ。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアト(ロシア)は10位だった。
創業者の故本田宗一郎氏の誕生日に、ホンダが最高の結果を残した。28年ぶりに1、2位を占め、田辺豊治テクニカルディレクター(TD)は「ドライバーに力を与えることができた」と誇った。
頂点に立った22歳のエース、フェルスタッペンは既に総合優勝を決めているハミルトンを退け「常にいいペースで走行できた」と誇らしげ。ガスリーは最終盤、アルボンとハミルトンの接触に乗じて2位に浮上。自身初の表彰台に立ち「今日が人生最高の日だ」と感情を爆発させた。
アルボンは接触の影響で下位に転落したが「表彰台獲得に値するレースができていた」と振り返ったように、ホンダ勢の表彰台独占を期待させたルーキーの走りは光った。田辺TDの「次の最終戦、そして来季につながる非常にいいレースになった」という言葉に実感がこもった。