リレー侍金メダルへ 100&200メートル出場制限も?3月に決定へ
日本陸連は16日、都内で理事会を開催し、2020年東京五輪の400メートルリレー代表選手選考基準について個人種目を1種目に制限する方針が示された。
選考要綱案に、「100メートルまたは200メートルの代表選手については、4×100メートルリレーへの出走が想定されることから、競技日程による身体的負担を考慮し、個人種目の代表選手としての選考は、原則として1種目のみとする」という文言を記されている。
確定ではなく、継続的に審議を進め、3月の理事会をめどに決める予定という。
強化委員会の麻場一徳委員長(59)の説明によると、大きな理由として「男子400メートルリレーで金メダルを狙っているので、リレーに力をかけてほしい」という狙いがある。加えてこれまでの五輪での個人とリレーでの成績や、世界選手権での他国選手の個人とリレーの成績とを比較した結果、競技日程なども理由として挙げた。
しかし、今年の日本選手権100、200メートル2冠のサニブラウン・ハキーム(20)や100メートル9秒98の自己ベストを持つ小池祐貴(24)ら、両種目への出場を目指している選手もいる。