朝乃山が稽古納め 手締めに親方からダメ出し連発
「大相撲初場所」(来年1月12日初日、両国国技館)
新関脇朝乃山(25)=高砂=が29日、都内の部屋で稽古納め。四股、テッポウなど基礎運動を入念に行い、若い衆のぶつかり稽古に精力的に胸を出し、2時間、汗を流した。
稽古後は部屋全体で手締め。朝乃山が音頭を取ったが、一度目は「せーの」のかけ声に全く息が合わず。師匠の高砂親方(元大関朝潮)が「やり直し」と仕切り直し指令した。
2度目は三本締めがきれいにそろい、夏場所の初優勝、初の年間最多賞に輝いた満足の1年を締めた。ただ、若松親方(元幕内朝乃若)から「石橋(朝乃山の本名)、手締めは『せーの』じゃなく、『よーっ』だぞ」と言われ、苦笑いした。
年末年始は故郷の富山に戻り、英気を養い、年明け1月3日から始動する予定。