美誠4強 カットマンをたった21分で攻略…14歳・小塩お手上げ「歯が立たない」

準々決勝で奮闘する伊藤美誠=丸善インテックアリーナ大阪(撮影・高部洋祐)
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 「卓球・全日本選手権」(18日、丸善インテックアリーナ大阪)

 女子シングルス準々決勝が行われ、3連覇を狙う伊藤美誠(19)=スターツ=は、19年世界ジュニア選手権銀メダルの小塩遥菜(14)=エリートアカデミー=に11-4、11-3、11-3、11-3のストレートで圧勝し、4強入りを決めた。

 日本女子のエースが、快進撃で勝ち上がってきた中学2年のカットマンを完膚なきまでにたたきのめした。変幻自在のサーブで崩しながら、強烈なスマッシュをたたき込み、相手の土俵であるラリーに持ち込ませずに次々とポイントを奪った。

 試合時間はわずか21分。4ゲーム先取の7ゲーム制で、守備型であるカットマンの試合は1時間に及ぶこともザラだが“瞬殺”で攻略し、史上初となる3年連続3冠に前進した。

 伊藤への初挑戦で玉砕した小塩は「全く歯が立たなかった。変化のあるカットをしていこうと思ったが、自分のしたいことを全くさせてもらえなかった」とお手上げ状態。過去に練習で戦ったことがあったものの、「(試合では)ボールの速さの幅がすごく広い。サーブは練習では手加減してくれていたが、取りにくくて、全然分からなかった」と脱帽していた。

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