井上、大迫が日本記録を上回るペースで15キロ通過 大迫はようやくドリンクを手に

 「東京マラソン」(3月1日、東京都庁~東京駅前)

 東京五輪代表選考会を兼ねて行われ、日本記録保持者の大迫傑(28)=ナイキ=、前日本記録保持者の設楽悠太(28)=ホンダ=、18年アジア大会金メダリストの井上大仁(27)=MHPS=らが、東京五輪最後の1枠をかけて一斉にスタートを切った。

 井上、大迫の入った先頭集団は13キロを越えた地点で2つに分かれはじめ、井上は先頭集団に、大迫らは遅れはじめた。井上らは15キロ地点を44分ちょうどで通過。相変わらず2時間3分台というハイペースを刻んでいる。

 2度の給水でいずれもスペシャルドリンクを手にできなかった大迫だが、15キロ過ぎの給水でようやくボトルを手に。その後、再び先頭集団に追いついた。

 東京五輪最後の1枠は、大迫の持つ日本記録の2時間5分50秒を上回った最速の選手に与えられる。

 今回は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、約3万8000人が走るはずだった一般参加を中止、エリートの部の約200人のみと規模を縮小して行われている。

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