緊急手術の時津風親方、伝達式出席熱望も医師から「危険な状況」…おかみさん明かす
29日にすい臓炎の緊急手術を受けた時津風親方(46)=元幕内時津海=の状況に関し、30日、おかみさんの坂本美由紀さんが説明した。前日、急に腹痛を訴え、午後2時ごろに胃痛がどんどん悪化し、4時ごろに吐いたという。
「検査をしたところ、石が十二指腸まで動いて引っかかっていて、すい臓が炎症を起こしていました。内視鏡手術を受けたのは10時半ごろ。医師からは『明日まで放置していたら大変だった。重篤な状況』と言われました。(時津風親方は)どうしても(伝達式に)行きたいと言っていたのですが、先生の方から危険な状況と言われました」と、かなり危険な状態だった。
同親方は感染予防のガイドラインに違反する行為があり秋場所中は謹慎。正代の相撲をテレビで見て「強いな、強いな」とずっと喜んでいたという。「優勝が決まる取組は、怖くて直接は見られなかったと言っていました」とおかみさんが明かした。
師匠代理として伝達式に出席した枝川親方(元幕内蒼樹山)は「時津風親方の体調がすぐれないと連絡があったのは20時ごろ。急きょ昇進伝達式に参加する準備に入った」と、話した。伝達式を終え、「緊張した。大変うれしいことだが、急だったので。参加させていただいたことはありがたかった」と、光栄に感じていた。