村元、高橋組は2位 FD84・03点、合計151・86点 負傷乗り越え
「フィギュアスケート・全日本選手権」(27日、ビッグハット)
アイスダンスのフリーダンスが行われ、リズムダンス(RD)2位の村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)は84・03点。合計151・86点で2位だった。優勝は小松原美里、小松原尊組で、フリーダンス103・49点、合計175・23点で3連覇を達成した。
村元、高橋組は、バレエ曲「ラ・バヤデール」で荘厳な世界を表現したが、中盤のリフトで高橋が抱え上げた村元を降ろす際にバランスを崩して氷に手をつくミス。ツイズルでは2人の回転が合わなくなるなど、不安定な演技が続いた。
前日のRDは、朝の公式練習で村元が左膝裏付近を痛めるアクシデントがあった。大きなミスなく演技を終えて2位につけたが、症状は回復せず、27日朝のFD曲をかけた公式練習では、振り付けの確認に終始した。村元はFDの本番には、左膝付近をテーピングのような物で固めて臨んでいた。
演技後、村元は「朝の練習で思った以上に足に痛みがあったので、大丈夫かなと正直不安はあった」と明かした。その上で「初めての全日本で大ちゃんに不安を感じさせてしまったけど、RDとFDを通して大ちゃんが100%サポートして守ってくれたので感謝しています。まとめられてよかった」と話した。高橋は「午前中の練習で相当痛そうだなと不安や心配があったが、哉中ちゃんが何とかしますとすごく前を向いたので僕もサポートした」と振り返った。