Bリーグ オールスターは一転中止決定 水戸市からの要請で
バスケットボールのBリーグは9日、「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2021 IN MITO」(15日、16日、アダストリアみとアリーナ)の中止を発表した。リーグは8日に有観客で開催の方針を示したが、一転、開催地である水戸市から中止の要請を受けたという。
水戸市からの中止要請の理由は主に3点。1つは県外から多数の来場者が見込まれること。2つめに、市内の新規陽性者数が著しく増加している状況であること。そして、8日から水戸市が茨城県の「感染拡大市町村」に指定されたことを挙げている。
島田慎二チェアマンは「リーグのスタンスは、政府や自治体の要求、要請に従って開催方針を決定することであり、我々の決定は今後のリーグ戦の開催にも大きな影響があることから、中止についての要請を受けていない以上、開催をするという判断をいたしました。しかし、本日、水戸市から中止要請が正式に出されましたので、決定をすぐに覆すことになりますが、即座に中止を判断した次第です」と説明。リーグはかねて「全試合日程の催行」を掲げて運営を行っており「試合中止という判断は今後のリーグ戦を安定的に開催し、少しでもファンの皆様に元気を届ける使命に大きな影響を与えるものですので、このオールスターの開催も我々がこれまで運営してきたルールを厳格に運用し判断をいたしました。その点については、何卒みなさまのご理解を頂きたく、お願い申し上げます」とした。
チケットは払い戻しを実施予定。