森喜朗会長「女性は時間がかかる」発言が物議…江川紹子氏「いい加減に引退させたい」
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が3日に行われたJOCの臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」と発言したことが報道されてSNS等で物議を醸し、ツイッターでは「森喜朗」がトレンドになった。
朝日新聞デジタルの報道によると、評議員会はオンライン会議で記者にも公開。森氏は女性理事を増やすJOCの方針に対する私見として「女性の理事を増やしていく場合は、発言時間をある程度、規制をしないとなかなか終わらないので困ると言っておられた。だれが言ったとは言わないが」「女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげていうと、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな発言されるんです」などと発言した。
この報道を受け、ジャーナリストの江川紹子氏は「いい加減に引退させたい」とツイート。日本文学研究者のロバート・キャンベル氏は「物ごとを決める場に女がいると比例して時間がかかって困るなと宣る御仁。反転するとその場にいる男たちは『わきまえ』の囲いに座っていて物ごとをさくさく進めているようだが、さてその場に新しい風は吹くのか。発言しない『美質』と知的生産性。そっちの反比例が気になるわい」と指摘した。
ルポライターの三浦英之氏は「このような発言が国際社会で許されるはずもない。五輪開催の責任者として極めて不適任で、即刻辞任の案件だと思います」と指摘した。