バイデン米大統領 東京五輪開催は「科学に基づき判断すべき」
ジョー・バイデン米大統領(78)は7日、今夏の東京五輪について、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて「安全に開催できるかどうか科学に基づき判断すべきだ」と指摘した。「開催できると願っているが、まだ分からない」とも述べた。東京五輪に関しバイデン氏が公に見解を示すのは初めてとみられる。ラジオ番組に出演して語った。
バイデン氏は東京五輪開催について菅義偉首相と話したと明らかにし「彼は安全に開催できるように一生懸命努力している」と説明。「4年間、たった一度のチャンスのために努力してきた五輪選手たちが、突然その機会を失ったらどんなに傷つくだろうか」と選手に思いを寄せた。
その上で、自身の新型コロナへの取り組みを念頭に「われわれは科学を重視する政権であり、他の国々もそうだと思う」と指摘。日本政府は科学的な根拠に基づき開催の是非を決めるべきだとの考えを繰り返した。