厚底に負けて厚底で勝った…松田瑞生「鍛え直した」対応ボディー奏功

 表彰式で金メダルを手に笑顔を見せる松田瑞生(撮影・高部洋祐)
ゴール後、感極まった表情を見せる松田瑞生=バンテリンドームナゴヤ(撮影・高部洋祐)
 ゴール後、タオルで涙をぬぐう松田瑞生(撮影・高部洋祐)
3枚

 「名古屋ウィメンズマラソン」(14日、バンテリンドームナゴヤ発着)

 東京五輪代表補欠の松田瑞生(25)=ダイハツが、2時間21分51秒で初優勝(記録は速報値)した。持ち前の力強い走りで22キロ過ぎからは一人旅。昨年1月の大阪国際女子マラソンで出した2時間21分47秒の自己記録にはわずかに及ばなかったが、厳しい強風の中での力走だった。

 松田は、昨年1月の大阪国際を自己ベストで優勝。東京五輪代表へ名乗りを上げたが、同年3月の名古屋で一山麻緒(ワコール)に記録を更新され、代表補欠となっていた。

 この日はマラソンで初めてナイキの厚底シューズを使用。昨年の大阪国際などこれまでは他社の薄底シューズを使用していたが、各選手が厚底で記録を伸ばしていることから、「(ナイキの)アルファ(フライ)で負けたのでアルファで勝ちたかった。アルファを履いて、進み具合が違うと実感した」と新たな挑戦を決断した。

 一方で、靴への対応のため、体づくりに力を注いだことも明かした。「駅伝でアルファを履いて腰を痛めたので、アルファに負けない体をつくるため鍛え直した。(1カ月で)40キロ走を2回したが、最初は薄底で土台をつくってからアルファを履くようにした。練習では4、5回しかアルファは履いていない」と、厚底による負担への強化策が奏功したという。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

主要ニュース

ランキング(スポーツ)

  1. 「足長ーーーーい♥」お気に入り紹介のカーリング女子にSNS反響 「カジュアルスタイル素敵です」「可愛すぎる♥」

  2. 西田有志&古賀紗理那夫妻 ほっこり温泉旅行で久々2ショ ファン驚き「お、お、奥さまのスタイルの良さ」「足長っっ!!」

  3. 巨人入りの杉内 ソフトに愛憎の涙「FAを獲ったとしても必要とする球団ない」

  4. 女子テニス界レジェンドが大谷翔平の本塁打目撃で興奮「本当に完璧」 ド軍共同オーナー・81歳キングさん「人として最高、スタメンで出続けて」

  5. 箱根制した青学大・田中悠登前主将 原監督太っ腹プレゼントのグアム卒業旅行満喫の様子を公開「最高の監督です!」太田蒼生、若林宏樹らも参加

話題の写真ランキング

写真

リアルタイムランキング

  1. 佐々木朗希 目にいっぱいの涙ため込む 本拠地デビューで二回途中2失点KO 制球定まらず、球速も上がらず 本拠地落胆の声

  2. ファンの声援に感極まるロッテ・佐々木朗希の“裸の心”を激写!

  3. 落合氏、大船渡・佐々木は「時間がかかる」右手中指の血マメを不安視

  4. 【野球】ポスティングでの米大リーグ挑戦を希望する選手が続出する現状に球界OBが疑問符 「なんか勘違いしてるんじゃないか」 落合博満氏はかつて「契約金返してから言え」と提言

  5. 佐々木朗希 目にいっぱいの涙ため込む 本拠地デビューで二回途中2失点KO 制球定まらず、球速も上がらず 本拠地落胆の声

注目トピックス