元顧問・小林慶彦氏の受領、八角理事長が証言 両国国技館改修巡る裏金問題
在職中に背任的行為などをしたとして、日本相撲協会が元顧問の小林慶彦氏と同氏が代表取締役を務めたコンサルティング会社に約5億1千万円の損害賠償を求めた訴訟は29日、東京地裁で口頭弁論が開かれ、相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が出廷し、小林氏が両国国技館の改修工事などを巡り施工業者から裏金を受け取っていたと証言した。
八角理事長は小林氏が不必要な工事を進め、協会に損害を与えたと主張。業者の選定も主導したとし「裏金が欲しかったのだと思う」と述べた。
小林氏も出廷し、裏金受領を認めず、工事の価格交渉にも携わっていないと主張した。