陸上・拓大の飯野コーチ、右アキレス腱痛の不破聖衣来の現状を説明「前向きに受け入れている」
拓大の飯野摩耶コーチが21日、都内で取材に応じた。1万メートルで日本歴代2位の記録を持ち、17日に右アキレス腱痛が明らかになった不破聖衣来(ふわ・せいら、19)=拓大=の現状について「個人選手権で課題も見え、本人も前向きに受け入れている。ネガティブな子ではなく、メンタルがぶれることはない」と話した。
不破は復帰戦となった17日の日本学生個人選手権女子5000メートルで最下位だったが、痛みなく完走。現在は世界選手権(7月、オレゴン)へ向け調整を続けている。飯野コーチは「世界陸上でタイムが出せればと思っている。全然諦めている様子はない」と話した。すでに1万メートルで同大会の参加標準記録を突破しており、日本選手権(5月7日、国立競技場)で3位以内に入れば代表が内定する。
この日は都内で、株式会社ニューバランスの「New Balance YOYOGI PARK FKT」発表記者会見が行われた。代々木公園内に設定された1・6キロのコースを走るオンラインマイクロレースで、走った記録を専用のアプリでアップロードし、公開することで参加することができる。イベントでは拓大女子陸上部と順大男子駅伝部がゲスト出演し、実際にコースを走った。