73キロ級五輪連覇の大野将平は初戦敗退「悔いはある」大外で真っ向勝負も90キロ級前田に敗れる

 「柔道・全日本選手権」(29日、日本武道館)

 体重無差別の日本一決定戦が行われ、中量級ながら5年振り3度目の挑戦となった男子73キロ級五輪2連覇王者の大野将平(30)=旭化成=は初戦で関東王者で、2階級上となる90キロ級の前田宗哉(自衛隊体育学校)に優勢負けとなった。14年大会以来の勝利はならなかった。

 序盤から積極的に仕掛けたのは大野。何度か巴投げを仕掛けると、大外刈りで相手を崩す場面も。中盤は大外合戦となった中で、前田のパワーに押し負ける形で有効を奪われた。終盤も果敢に攻め抜いたが、ポイントを奪うことはできなかった。試合後は「体重差で厳しい戦いは理解していた。もっとやりたいことがあったが、4分間で表現しきれなかった悔いはある。自分自身の限界を感じましたけどね。『柔よく剛を制す』というのは幻想に過ぎない」と、振り返った。

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