陸上・柳田大輝が今季日本人3位の100M10秒19でV 自己ベストも「物足りない」
「陸上・関東学生対校選手権」(20日、国立競技場)
男子1部の100メートル決勝が行われ、昨夏の東京五輪400メートルリレー補欠の柳田大輝(18)=東洋大=が、今季の日本人3位となる10秒19(向かい風0・2メートル)の自己ベストで優勝した。
中盤から抜け出すと、トップでゴールに飛び込んだ。自己ベストを0秒03更新する好走だったが、世界選手権の参加標準記録の10秒05には届かず。レース後は苦笑いで「タイムを出したい気持ちが強すぎた。ベストではあるけど物足りない」と話した。
ただ、10秒19は今季の日本人ではサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)の10秒15、桐生祥秀(日本生命)の10秒18に続く3位の好記録。柳田は6月の日本選手権での世界切符獲得に向け、「今日切れなかった10秒05を切って世界選手権代表になりたい」と改めて誓った。