紀平梨花、骨折乗り越え“逆襲”予告「我慢した分、最大限出す」花柄ワンピースで魅了
フィギュアスケート女子の紀平梨花(19)=トヨタ自動車=が17日、都内で行われたイベントに出席し、トークショーを行った。右足首疲労骨折で北京五輪を逃した昨季の悔しさを乗り越え、新シーズンに向けて「昨季の我慢の分を最大限に出して、今まで積み重ねてきたトレーニングやピラティス、スケートをたくさんやってきて(試合では)出していない分を、来季みなさんの期待以上にできるように頑張りたい」と抱負を口にした。
華やかで夏らしい花柄のワンピースで紀平が登場すると、会場に集まったファンは息をのみ、大きな拍手を贈った。ほんわかした口調と笑顔で会場を和ませつつ、けがで苦しんだ昨季を経て、新シーズンに期す思いには切実さもこもった。「昨季はけがでなかなか試合にも出られず我慢しながら、良くなったかなと思いきや『あれ?』と(再び悪化する)繰り返しだった。その期間で学んだこと、頑張ってきたことは変わらず来季以降にも(成果が)出てくると思う。以前の4回転やトリプルアクセルで身につけた技術もそうだし、それ以外にも表情、表現でも練習を重ねてきていたので、もっともっとたくさんに人にチャレンジしているところを見ていただけるように頑張りたい」と“逆襲”を予告した。
右足首の疲労骨折で昨年末の全日本選手権を欠場。北京五輪代表入りを逃したが、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けて気持ちを切り替え、既に再始動している。「色んなトレーニングを積み重ねている分、それを(試合で)出したい思いはすごくある。ファンの方にはたくさん待っていただいて、応援や期待がいつも力になって、(自分が)ずっと表に出なくてもそれが支えになっている。それを試合でお返しするのを目標に頑張っています」と語った。
この日のイベントでは、アンバサダーを務める中国家電メーカーTCLの新しいスマートテレビを紹介。「音と映りがきれいで、YouTubeで自分の演技を見たりするのもきれいに映るし、音も迫力も出るので、すごくいいテレビ」と絶賛し、「海外拠点になってからも(日本の)テレビが見れないときはYouTubeを見ていたが、この大画面で(自分の)演技も見れるし、アニメも見れる。私自身も自分の演技は迫力がある方が雰囲気を感じられる」とうなずいた。