柔道大野が強化選手外れる 第一線退く意向、辞退も検討

 第一線を退く意向を固めた柔道男子の大野将平(旭化成)が全日本柔道連盟(全柔連)の強化指定選手から外れたことが15日、関係者への取材で分かった。73キロ級で2連覇を果たした昨年の東京五輪後は体重無差別の全日本選手権に出場したが、コンディション不良を理由に自身の階級で実戦復帰しておらず「(2024年)パリ五輪に向けて闘える状態にない」(関係者)と判断された。

 30歳の大野は強化指定選手辞退届提出も検討した。しかし、今月4日の全柔連強化委員会までに活動方針が定まらず、外される形になった。

 JOCの来年度スポーツ指導者海外研修事業への申請準備を進めている。

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