サーフィン大原洋人 腰の疲労骨折で休養の22年は「人生初の屈辱」来年1月にも実戦復帰へ
サーフィン男子で東京五輪代表の大原洋人(26)が22日、都内で取材に応じた。6月に判明した腰の疲労骨折が順調に回復し、1カ月前からサーフィン練習を再開したことを報告。3月の実戦復帰を目指していたが、最短なら来年1月のフィリピンでの大会で復帰する可能性もあるという。来年からはパリ五輪代表争いが本格化するだけに「覚悟を持ってやっていきたい」と完全復活を誓った。
けがで8月から実戦を離れることになった1年を総括。「人生で初めて試合から長い間離れて、初めての屈辱的な感じを味わった。葛藤しながら過ごした1年」と奥歯をかみしめた。一方で、私生活では第1子長女の成長を間近で見つめることができただけに「たくさん家族と過ごせた。そういう意味ではいい1年だった」と目尻を下げた。
1カ月前からサーフィン練習を再開し「(状態は)まだまだ50%くらい」と明かすものの、リハビリ期間からトレーナーに師事しながら体に負担をかけない新しい体の使い方に取り組んでいるという。けがの再発防止だけでなく、技術向上にもつながる実感があるといい「東京五輪の時以上の技を出せる。試していきたい」と進化へ期待を込めた。