青山・柴原組 全豪OP2年連続4強入り 初の決勝進出へ青山「気負わずに」
「テニス・全豪オープン」(25日、メルボルン)
女子ダブルス準々決勝で前回大会4強の第10シード、青山修子(35)=近藤乳業、柴原瑛菜(24)=橋本総業=組がキャロライン・ドールハイド(米国)とロシア出身のアンナ・カリンスカヤのペアを6-3、6-3で破り、2年連続で4強入りした。準決勝では第2シードのココ・ガウフ、ジェシカ・ペグラ(米国)組と対戦する。
1度しかブレークを許さない隙のない試合運びで、青山・柴原組が2年連続4強入りを決めた。「毎試合、良くなっている」と納得の表情でうなずいた。
持ち味が異なるサーブが効果的だった。昨年後半に肩を痛め、なかなか威力を発揮できずにいた柴原だが、この日は今大会自身最速の180キロをマーク。第1セットをエースで締めるなど、自らのサービスゲームは全て取った。サーブの速さで劣る青山は「(縦の)回転数を上げることで、スピードがなくても嫌な時間を感じさせる」との工夫を施し、着々とキープを重ねた。
2人による四大大会ベスト4入りは3度目となった。初の決勝進出へ、青山は「ここから先は切り開いたことがない道。気負わずにやっていきたい」と自然体で意気込んだ。