陸上・寺田明日香、今季初戦で陸上人生初の200m出場へ「走りたくなさ過ぎる」パリ五輪見据え苦手克服狙い
陸上女子100メートル障害の東京五輪代表で前日本記録保持者の寺田明日香(33)=ジャパンクリエイト=が11日、都内で取材に応じた。今季初戦となる関東学連春季オープン(17~19日・国立競技場)では、競技人生で初めて200メートルに出場することを明かし「陸上を始めて10何年で(200メートルを)試合で走るのは初めてなので緊張するが、冬季練習の効果がどのくらい出るか楽しみ」と語った。
ママさんハードラーが異例のシーズンインを迎える。今季初戦で200メートルに出場することを明かした後、取材中にひどくせき込んでしまい、「走りたくなさ過ぎてむせている(笑)。(体は)相当走りたくないんですよ」と“拒否反応”に苦笑いしつつ、「陸上人生の晩年なので1回くらい走ろうかなと思ったのが1つ」と理由を説明した。
また、今季の山縣亮太(セイコー)や、海外選手が長い距離からシーズンインする調整方法を取るケースを例示しつつ、「苦手を克服するじゃないが、(課題の)耐乳酸をどう克服していくかもある。エネルギー効率を走りながらつかんでいく意図も含めて、ちょっと(試合で)走ってタイムを取ってみようかな」と狙いを明かした。
昨季は世界選手権には出場せずに休養したが、集大成と位置づける24年パリ五輪の前年となる今季は、8月の世界選手権(ブダペスト)に照準。日本陸連が設定した参加標準記録(12秒78)には、自己ベスト(12秒87)の更新が必要になるものの「たぶん今年は大丈夫。(ベストは)出ると思う」と自信をのぞかせ、「(標準記録を)切れなかったら(他の選出方法は取らずに)諦めて、来年に向けてやっていくこいとを考えている」と言い切った。
この日は、日清食品のイベント「全力!沸くワクキッズ プロジェクト」にゲストとして出席し、約60人の小学生と一緒に体を動かしながら交流した。「子どもたちにちょっとでも運動の楽しさを伝えられたらと思うし、陸上競技が案外楽しいじゃんと思ってもらえたらうれしい」と声を弾ませた。
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