新十両・獅司がうれしい勝ち越し「10勝?できます」
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「大相撲名古屋場所・13日目」(21日、ドルフィンズアリーナ)
ウクライナ出身の新十両の師司(26)=雷部屋=が、玉正鳳(片男波部屋)を引き落としで破り勝ち越しを決めた。「うれしいです。きょうは立ち合いが良かったです」と笑顔で振り返った。
序盤戦は4勝1敗と好スタートを切ったが、6日目から3連敗を喫して十両の厳しさを味わっていた。しかし、9日目から3連勝と勢いを取り戻し、13日目での勝ち越しにこぎつけた。12日目の熱海富士戦で痛めたという左目の周辺は内出血で黒ずんでいたが、「痛み?大丈夫です。疲れも大丈夫」と元気の良さをアピールした。
残り2日間も勝てば2桁勝ち星の10勝に到達するが、「10勝?できます」ときっぱり。191センチ、165キロという恵まれた体格を生かして、さらに上位を目指して突き進む。