田中希実「自分の武器わからない」自己像への“葛藤”吐露 19日セイコーGGPへ抱負「東京五輪と同じギラギラした自分見て」

 ポーズを決める(左から)村竹ラシッド、橋岡優輝、田中希実、佐藤拳太郎(撮影・堀内翔)
 前日記者会見で質問に答える田中希実(撮影・堀内翔)
 前日練習で調整する田中希実(撮影・堀内翔)
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 陸上女子1500メートルで日本記録保持者の田中希実(24)=ニューバランス=が18日、都内で行われたセイコーゴールデングランプリ(19日・国立競技場)の前日会見に出席し、「明日は東京五輪以来くらいに、国内(開催)ではレベルの高い選手がそろった1500メートルになると思う。その中で自分の存在感を示せるような走りをしたい」と意気込みを語った。

 五輪イヤーで、国立競技場で行われる国際大会とあって大きな注目も集まる。

 見てもらいたい自分の武器について聞かれると、「観客の皆さんには『ラストスパートが注目される選手』と言われる。2020年から(自分も)ラスト1周っていうのは大事にしてやってきたが、ラスト1周といわれることで手の内を見せることにもなるので、ラスト1周以外の何か新しい武器がほしいと色々試行錯誤する中、今そのラスト1周も(自分の中で)ぼやけてきている」と、自己像に対する葛藤を吐露。「今、自分の武器が自分でも分からない。(観客に)何を見てくださいというのは難しいが、東京五輪と(同じ会場で)同じようにギラギラした自分を生で見ていただけたらうれしい」と、ありのままの心情をぶつけた。

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