平野歩夢「強い気持ちで乗り越えられた」逆境はね返して通算7勝目 女子は15歳・清水さらが初V

 「スノーボード・W杯」(20日、コッパーマウンテン)

 ハーフパイプ第2戦の決勝が行われ、男子は北京五輪金メダルの平野歩夢が97・00点で今季初優勝し、昨年のこの大会以来、通算7勝目を挙げた。女子は15歳でW杯2戦目の清水さら(ともにTOKIOインカラミ)が90・50点で初制覇を果たした。男子は開幕戦覇者の戸塚優斗(ヨネックス)が2位、昨季種目別王者の平野流佳(INPEX)が3位で日本勢が表彰台を独占。昨季種目別女王の小野光希(バートン)も3位に入った。

 平野歩は逆境をはね返して栄冠を勝ち取り「力を振り絞って出した。強い気持ちで乗り越えられた」と達成感に満ちた表情で語った。11月に右肋骨を骨折し、さらには今大会直前に腰を痛めた。決勝では痛む体に追い打ちをかけるように、2回目まで失敗。それでも3回目は斜め軸に縦3回転、横4回転する「トリプルコーク1440」を冒頭に決め、その後も次々に高回転技に成功。逆転優勝を果たした。表彰式後「今はすごく体が痛い」と苦笑いしながらも誇らしげだった。

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