フジが放送取りやめの大相撲トーナメント 力士への賞金は例年通りで開催
「日本大相撲トーナメント」(9日、両国国技館)
主催のフジテレビが1月30日に放送取りやめを発表した興行が開催された。
主催者から賞金概要が発表され、例年通りの規模となった。
元タレントの中居正広氏と女性とのトラブルに端を発する、フジテレビを巡る一連の問題。協賛企業の辞退が相次ぎ、大会公式サイトから企業名の掲出がゼロに。放送取りやめも決まった。賞金の減額、賞金なしになるのでは、という声が上がっていた。
同興行では十両トーナメント、幕内トーナメントを実施。賞金額は次の通り。総額は1132万円となっている。
◆幕内トーナメント
優勝 250万円
準優勝 75万円
決勝戦勝者 10万円
準決勝勝者 10万円
4回戦勝者 10万円
3回戦勝者 10万円
2回戦勝者 10万円
1回戦勝者 10万円
出場手当(1・2回戦敗者) 5万円
敢闘賞 20万円
◆十両トーナメント
優勝 50万円
準優勝 20万円
3回戦勝者 5万円
2回戦勝者 5万円
前哨戦・1回戦勝者 5万円
出場手当(前哨戦・1回戦敗者) 2万円
同トーナメントは1977年2月に始まり、当初は2日制。第1回は北の湖が三重ノ海を寄り切り、初代優勝者となった。以降は毎年恒例の大会として定着。千代の富士、貴乃花、曙、武蔵丸、朝青龍、白鵬ら大相撲の歴史を彩った名力士が優勝者に名を連ねている。