AS日本代表が練習公開 7月世界選手権へ宮川新HC「私たちは挑戦者」
アーティスティックスイミング(AS)日本代表チームが14日、都内で練習を公開した。1月から新たに就任した宮川美哉ヘッドコーチが取材に応じ、7月にシンガポールで行われる世界選手権に向け「私たちは挑戦者の位置から始まっている。いかに食らい付いていくか。メダルを視野にいれていないと、戦いは取れない」と意気込んだ。
日本代表は昨夏のパリ五輪ではチーム5位、デュエットは8位でメダルを逃した。宮川HCは五輪後の9月中旬に電話でHC就任の依頼を受け、引き受けたという。1969年アトランタ五輪から3大会連続出場を果たし、計5個のメダルを獲得した経歴の持ち主が、マーメイドジャパンの指揮を執る。
新たなチーム・テクニカルルーティンのテーマは「バスケットボール」。映画「THE FIRST SLUM DUNK」の10-FEETの楽曲などが使用されている。宮川HCは「(バスケットボールの)試合中の見せ方が好きで、プラス気迫、スピード感。今私たちが勢いに乗って、初めて世界に出て行かないといけないという新メンバーになって、そういう意味でこの力勢いを借りていくのがいいんじゃないかな」と、込めた思いを話した。