復活目指す炎鵬が無傷3連勝「きょうも無事に終われて良かった」
「大相撲春場所・5日目」(13日、エディオンアリーナ大阪)
元幕内で西幕下30枚目の炎鵬(伊勢ケ浜)が安房乃国(高田川)を下し、初日から3連勝とした。
左を深く差して押し込み、左の外掛けで崩してから豪快な下手投げで裏返しにした。「入ってしまいましたね。左で前まわしを取って横からいこうと思った」と、作戦とは違ったというが「しっかり組み立てられた」と問題にしなかった。
2日連続の取組も体調は問題ない。「ずっと相撲のことを考えている。あとは体を休める。相撲以外のことをしないようにしている」とストイックに取り組んでいる。
脊髄損傷の大ケガから復帰して5場所目。最初の序ノ口から6勝1敗が続いている。土俵に上がる際の大歓声は大阪でもおなじみとなった。勝ち越しに王手となっても「一日一日ですね。きょうも無事に終われて良かった」と気を引き締めた。