18歳福崎が幕下付け出しデビューで無傷4連勝!「素直にうれしい」勝ち越し喜ぶ
「大相撲春場所・7日目」(15日、エディオンアリーナ大阪)
現行制度で高校生として初めて幕下最下位格付け出しでデビューした福崎(藤島)が、琴ノ藤(佐渡ケ嶽)と全勝対決を制し、無傷の4連勝。勝ち越しを決めた。
立ち合いから押し込み、土俵際で回り込もうとする相手を冷静に追い、最後は送り出した。「落ち着いて自分の相撲が取れました。足も出ていてまあまあの相撲でした」と振り返った。
ストレートで勝ち越しを決め「あまり意識しないようにと思いましたが、あと一つと頭によぎった。勝ち越しは大きな目標だったので素直にうれしい」と喜んだ。
鹿児島県奄美市出身で、樟南高3年時の昨年10月に国民スポーツ大会の少年の部個人で優勝した実績を誇り、12月の全日本選手権では社会人や大学生に交じって8強に進出した逸材。
残り3番。さらなる活躍が期待される18歳は「まだまだ押す力が足りない。稽古して押す力をつけたい」と先を見据えていた。