豊昇龍が休場 新横綱39年ぶり「負けても最後まで」は言い過ぎた!? 右肘痛などで2週間の加療
「大相撲春場所・10日目」(18日、エディオンアリーナ大阪)
新横綱の豊昇龍(25)=立浪=が18日、日本相撲協会に「右肘関節内遊離体、頸椎(けいつい)捻挫で2週間の加療を擁する」との診断書を提出し休場した。新横綱の休場は1986年秋場所で同じ部屋だった双羽黒以来39年ぶり。
初場所千秋楽の琴桜戦で痛めた右肘を、8日目の高安戦で悪化させたという。9日目まで5勝4敗で、新横綱としては昭和以降最多に並ぶ3個の金星を配給していた。
場所前の会見では「何が起きても休場しない。負けても休場しない。最後までやる」と誓っていた。師匠の立浪親方(元小結旭豊)は、弟子の発言を「ちょっと言い過ぎたと後悔していると思う。理想と現実の違いを肌で感じたのでは」と言及。「まだ若いので長い目で見てほしい。もっと強くなる」と思いやった。
八角理事長(元横綱北勝海)は「しっかり治して、稽古するしかない。横綱という地位に慣れることが大事。終わったことは仕方ない」と奮起を促した。