池江璃花子 派遣タイム超え2位通過 “2大会連続”世界選手権代表入りへ「夏につなげたい」
「競泳・日本選手権」(20日、東京アクアティクスセンター)
今夏の世界選手権(シンガポール)代表選考会を兼ねて開幕した。女子100メートルバタフライでは、パリ五輪代表の池江璃花子(横浜ゴム)が、57秒81の2位で決勝進出。首位通過は、同代表の平井瑞希(アリーナつきみ野SC)で57秒15だった。
池江は前半50メートルを27秒05で折り返し、組1位でゴール。「57秒(台が)出ると思っていなかった」と驚きつつ、「(今季は)50メートルバタフライをメインにやってきているので変な緊張感もなかった。予選はレースを楽しむというか、久しぶりの会場の雰囲気を楽しんで泳げたレースだった」とうなずいた。
午後の決勝で日本水泳連盟が定める派遣標準記録(58秒33)を突破した上位2人が、代表入りの条件を満たす。内定なら、コロナ禍の影響でイレギュラーな冬開催となったドーハ大会を除き、“2大会連続”の世界選手権切符だ。昨年9月に白血病からの完全寛解を報告した池江は、「復帰後ベスト(57秒03)より、2番以内を獲得して夏につなげたい気持ちが強い」と意気込んだ。